【その後の海外就労にむけて自信がついた!】カナダワーキングホリデー体験記

今回は、カナダワーキングホリデービザを取得し、バンクーバーに滞在されていたMさんより体験談を頂きました。

Mさんはカナダワーキングホリデー就労後、イギリスのワーキングホリデービザ(YMS)を取得しヨーロッパで働いていますが、初めてのカナダで働き始めたころは初級の英語力しかなかったそうです。英語力に自信が無い状態でカナダで働き始めたときのお話も聞かせてもらいたいと思います。

もくじ

留学先について/なぜその留学先を選びましたか?

国、地域   :カナダ、ブリティッシュコロンビア州
都市     :バンクーバー
留学カテゴリ :ワーキングホリデー

バンクーバーには外国人の知人家族が住んでいた為、一度旅行に行ったことがありました。その知人家族はインドから移住されたご家族でしたが、バンクーバーは本当にたくさんのアジア人が住んでおり、日本人にとっても住みやすい環境なのだと感じました。インド人家族のお父さんとお母さんはやはり母語で会話することが多いのですが、私と同年代の娘さんたちは英語が第一言語です。見た目は同じアジア人なのに、中身はネイティブカナディアンなのだというグローバルさがとても魅力的に見えました。自分もその環境に身を置いてみたい!という想いからカナダのバンクーバーを選びました。

留学してみて新たに発見した習慣や文化はありますか?

カナダは、英語とフランス語が共用語と知ってはいましたが、カード決済のマシーンで言語を選択する際『English/French』を選べることに気づいて、「本当に英語とフランス語がつかわれているんだ!」と感動しました。バンクーバーは中国マーケットも非常に大きく、中国人の方が多いショッピングモール等に行くと、英語やフランス語よりも中国語の看板が多かったりもしました。中国語と一口に言っても、広東語、マンダリン、台湾語等いろいろあることを知りましたし、カナダに行ってアジアの文化を学べたというのも面白かったです。

学校/コースについて

学校名      :OHC (Oxford House College) Vancouver校
コース名     :General English
クラスの雰囲気  :よい(アットホーム)
教師の質     :ふつう(先生による)
コース内容    :ふつう
学校の設備    :ふつう(食堂等は無かったが電子レンジがあったので助かった)
周りの環境    :よい(観光地のど真ん中であり活気があった)
スタッフの対応  :よい
総評       :よい(料金が安い割にはよかった)
1クラスの生徒数 :5人〜10人(時期による)
1クラスの日本人の割合 :2~3割(時期による)

他の学校に比べ料金が安かった(割引を使ってもらったのでさらに安かったと思います)ので、質が良くない学校かなとあまり期待していませんでしたが、少人数のアットホームな環境でとてもよかったです。夏の時期はアジア人とブラジル人が多く賑やかでしたが、冬に通っていた友人は逆に寂しかったと言っていました。ただ、英語力をスパルタ式に上げてくれる学校ではなかったので、語学力を挙げる為には自分自身が一生懸命頑張らなければならないと思いました。頑張る生徒に対して先生は熱心に指導してくれますが、遊び感覚でサボりがちな留学生にはそれなりの指導しかできないのだと感じました。

本当に英語力に自信が無い場合は、値段が少し高くなっても手とり足取りしっかり教えてくれる学校の方が良いと思います。

滞在先について

滞在先     :ホームステイ
通学時間    :30~40分
周りの環境   :満足(白人とアジア人が多い閑静な住宅街)
設備      :満足(3階建てで、カナダらしいモダンな内装でした)
通学路     :やや満足(乗り継ぎの時間が少しありました)
ファミリーの対応:満足(色々と気にかけてくれて嬉しかった)
総評      :満足

香港からの移民のご夫婦の家にお世話になりました。大型犬を飼っていらっしゃったので、散歩に行かせてもらったり、えさやりのお手伝いをさせてもらえたので、とても楽しかったです。ご夫婦ともにお仕事をされていたので一人の時間も多かったですが、知人宅でのバーベキューに呼んでもらえたり、私と同世代の娘さんたちとお買い物に連れて行ってもらったりと、とてもよくしてもらえました。

文化の違いで、Noとはっきり言わなかったがために誤解が起きてしまったこともありましたが、それも含めて良い異文化交流になったと思います。

学校以外や週末の過ごし方

私は社会人留学だったので、とにかく働きたいという気持ちが強く、到着後すぐに働き始めました。今思えば、語学学校在学中にもっと英語力を身に着けたり、友達と遊んでおけばよかったとも思いますが、あの時は必死だったんだと思います。なので、午前中に学校が終わると、簡単にお昼を取ってすぐにアルバイト先に行っていました。

アルバイトは、本当はカフェで働きたかったのですが、英語力に自信が無かったので日系か販売のお仕事で探すことにしました。運よく学校近くのお土産屋さんで雇ってもらうことができたので、放課後は数時間シフトに入れてもらい、週末はフルタイムで働かせてもらっていました。お土産屋さんの販売スタッフとなるとどうしても時給が低くくなるので、長めの時間で働くことでカバーしていました。

ただ、そこで外国人スタッフ達と英語で話しながら仕事ができるので、良い英語の勉強にもなったと思います。ワーキングホリデー終了後も連絡が取れる友達がいるのはとてもありがたいことです。

留学前に不安に思っていたことは?

英語ができないのに現地で生活できるのか?いうのがとても心配でした。
勉強をすることは当然なのですが、現地で外国人と一緒に住んだり働いたりしていると、「できる/できない」以前に「伝えたい!聞きたい!知りたい!」という想いが強くなりました。「多少間違えていたとしても英語をつかわなきゃ!!」という気持ちが出てくるので、現地生活に慣れることが英語力を伸ばす近道になるのでは?と改めて思っています。さらにブラッシュアップする意味でも語学学校は活用すべきと思いました。

あと、私は20代後半で仕事を辞めてワーキングホリデーに行く決意をしたので、「この年でキャリアを捨てて、結婚出産の適齢期に何をやっているんだ?」と言われることも多く、不安は募るばかりでした。でも実際に渡航してみると、英語ができない人は人種年齢問わず沢山いましたし、あらたなキャリアを求めて挑戦し続ける中高年の人も多く見かけました。
自分は何であんなに悩んだり傷ついたりしていたんだろうと馬鹿らしくなってきました。

留学して身についた力を教えてください

母語が通じない人たちと生きていくためのコミュニケーションスキルと危機管理能力が高まったと思います。自分の英語力の低さで仕事を失敗してしまうことが無いよう、情報共有や確認をこまめに行ったり、自分が理解できていないことを周囲にきちんと伝える等を、日本にいる時以上に行いました。これは日本国内でも、社会人として働くうえではとても大切なスキルだと感じています。

留学中の一番の思い出

沢山ありすぎて選べないのですが、カナダでの思い出はロッキーマウンテン(ロッキー山脈)に行ったことです。学生時代に教科書で学んだロッキー山脈。あの頃はテストに合格するためだけに覚えていましたが(笑)、まさか自分の人生で本当に行く日が来るとは・・・!!と感動しました。(しかも、予算を節約するために中国人向けツアーに参加したので、普通の日本人向けツアーよりもエキサイティングな体験ができたと思います。笑)

カナダワーキングホリデーを終えて今思うこと

カナダでの生活は、私の海外就労経験のスタート地点です。
あの頃は、まさか複数国で働く経験ができるなんて思っていませんでしたが、カナダでの経験があったからこそいろいろな道が開けたと思います。逆に、他の国でワーキングホリデーをした後にカナダに来ている人もいましたが、そういう方は既に海外経験があることから難しいお仕事にトライされていましたし、みんなそれぞれに自分の特性を活かして海外で頑張っているんだ!と勇気づけられました。

今から海外に行く方はコロナの心配等もあるかと思いますが、ワクチンの普及に伴い少しづつ以前のような生活様式に戻りつつあると思うので、ぜひ諦めずに準備を進めてもらいたいと思います。

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この記事を書いた人

アフィニティ鴻池のアバター アフィニティ鴻池 RCA認定留学カウンセラー

留学会社アフィニティ
エデュケーショナル・コンサルタント
内閣府認証NPO留学協会 RCA認定海外留学アドバイザー

カナダ留学及び英語圏専門カウンセラーとして活動しています。
語学留学からワーキングホリデー、専門(Co-op含む)留学まで幅広い領域で、お一人ひとりの目的や目標など希望に合わせた"あなただけ"のベストプランを提案中。

プロの留学コンサルとして親身に、時には厳しく日々皆さまにアドバイスさせていただいています!

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